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![]() PC版 : Win98/2000/Me/XP ボイス : なし システム : 既読スキップ バックログ ひとつ前の選択肢に戻る CG、BGM鑑賞 フルコンプ後隠しシナリオあり。 「愛と憎しみ、友情と裏切り」のごとく、心理的に絡まった愛憎劇要素が強いです。 最初は学園伝記で、そのうち学園だけではなくあっちこっち出てきます。テキスト量が多いので読むのは大変ですが、 誰が味方で敵だかわからないハラハラ感で、この先どうなるのかと一気にプレイしてしまいます。 攻略キャラは9人と大目でやりがいも充分。キャラによってはこれって同じゲームなのか?と思うほど違うので、 何だか1本のゲームで2作プレイしたような気分になれます。 オカルトや考古学が雑多に混じっていてファンタジーらしく、OPムービーがCOOL。曲の「神狩」もカッコいいです。 (OPはゲームHPにあります) 全体に落ち着いたトーンの塗りで、大人ぽい雰囲気です。ただ主人公暁人だけかわいい系過ぎなので好みが分かれるかも。 主人公はともかく、周りのキャラを堪能するタイプのゲームかなと思います。 また音楽が良いので、始めるとすっと世界に入れます。シック&リリックで、日常からラスボスまで一貫して世界を作っていて、 ほんの日常の所でも冗長に感じさせないのは音楽の効果も大きいと思います。 セラスパはこの音楽じゃなければこれほどの雰囲気は出なかったのでは。 ボイスがないのが残念ですが、BGMがずっと鳴っているのではなく必要な所で入るので、小説を読んでいるような気分です。 ライトノベル系のファンタジーらしく、あまり深刻に考えずに気軽にプレイできながらストーリーはしっかりしています。 プラスエディションではスチルとBGMの追加とシステム面での改良がされています。 セーブ数も大目で、キャラのルートに入ると誰のルートか表示されますが、それ以外のメモがないので 後でプレイするとどれだったかわからなくなるけど、そのくらいで後は快適です。 設定資料集と未公開資料も収録されていて、こちらはゲーム画面ではなくファイルから直接開かないと見られません。 (開くとフォトショが起動するんですが、フォトショがないと開けるのか不明です) スチルの塗りは丁寧できれいです。が、追加でも60枚と少ないです。ゲームをし始めの頃のプレイだったのでこんな物かと思っていましたが、 後で見ると少ないですね。あれとかこれとか、スチルが欲しかった場面が多々…。 と言うものの、ストーリーにはまるとそんなに気になりません。想像力で思いっきり補いました (でもそれはゲームとしてはどう…)。 兄、総一郎ルートは誰かのエンドを見た後選択可能になります。余韻を残すエンドでお気に入りですが、御神薙ルートも泣けます。 ゲームっぽさなら須王のエンドが好きです。 なんとなく兄ルートが真エンドのように見える位置になっていますが、誰のエンドが真エンドと決められていないのでお好み次第。 どれかひとつ選べと言ったら…悩む!御神薙と僅差で兄…かな。 ※以下ネタバレあり ![]() グッドエンドは、須王→夜刀彦→紗月→巴→不破→加納→諒→総一郎→御神薙でした。 初めは赤と青のランプも何だかわからないままで、関係値って何?だったので、最初のエンドは連れ去られて終わりでした。 ええ?と思って再度プレイしても同じ。 どうしてだ?何が違う?? 次に諒狙いで進めていたら学園祭で一緒になれて、やっと先に進めました。 なんで学祭まで行けたのか当初はわからず。 それでやって行ったら、何かいきなり研究所に拉致されて神殿で目が覚めて、何か諒の様子が変だ、これってもしや…。 ギャー始祖だー!どうしてー!! あれ、ほっとした所になんか違うよ違うよ…まさか…と来るので恐さ倍増です。 多分関係値が足らなくてエンドに行けなかったんだと思います。その頃はまだ関係値がよくわかっていなかったんだ…。 諒ルートは謎が解明されない所が多くて最初の攻略にはちょっと向かないかも。 何が何だか謎のまま総一郎がああなってしまってボーゼンとしました。 諒が実は敵との予想はしていたのでその覚悟はあったけど、兄の方だったのか…。 □ 須王 須王ははじめそんなに興味がなかったんですが、一緒にいる事が多くてルート入りしやすそうなので選択。 まだこの時点で関係値もランプの意味もわかっていなかった。けど須王は関係値がバンバン上がるので気にしなくても進められました。 須王ルートは長い! えー各キャラこんなに長さがあるのー?と思いましたが、長いのは須王と不破のみでした。 このルートは探偵団のようで、誰が敵か味方なのかめまぐるしく変わってハラハラ。地下都市が出てきた時にはスケールのでかさに驚き。 喜上が気になっていたのに敵だし、いきなり冷たく豹変するし、そんなーー。 あんた総一郎並に豹変したな! 攻略キャラには入っていなかったけど、何かあるかと思っていたのにーー。 兄が暁人の後ろ髪をひっつかんで口移しで薬を飲ませたシーンは妙に色っぽいです。これってここだったのね。 須王の目の前なのがまた…。 そして地下神殿での始祖とのバトル、音楽がラスボスーーって感じでした。最初は倒し方がわからないので、あちこち攻撃しても効かないし、 石柱を壊した後翼を狙っていたら勝てました。赤と青の玉の意味がわかっていなかったのによく勝てたな。 須王ルートは攻略サイトなしでグッドに行けました。敵味方が誰だかわからない中、よくクリアできたと思います。 夜明けを見た時は、何かほんとに終わったのって感じでほっとしました…。 音楽がまた感動モノ。あのラスト、かなり好きです。 進めるうちに須王いいなーと思えました。スリングショットを打つ所はおお、りりしい。カッコいいね。 友達から意識し出すきっかけって意外性だったりしますよね。 友情エンドありと聞いていたので、須王は友情なんだと思っていたら、あれー、数年後二人とも大人っぽくなって…。 これなら恋愛もありかも…。須王がいい男になっていて驚きました。 須王は何でも気兼ねなく話せそうで、気さくで、友情エンドでもよかったです。 諒と総一郎を攻略したかったけど、なんかこの二人難しいのかなーバッド食らったらやだなあと後回し。 (後で見たら、別に難しい事はないんですけど) □ 夜刀彦 街角で声をかけて来るのでルートに簡単に入れます。こうしたよさげな人は疑ってかかるので(おい) 最初警戒してましたが、連れ去られてどっかで見た屋敷の中に。げーこれってアローンエンドの屋敷じゃん、 バッド入りしたのかーー!っと思いました。諦めずに抵抗したら助けが来たのでほっ。 夜刀彦はいい感じなんだけど、そんなに興味はー……。何でだろう。頼もしいけど。 諒や総一郎はじめ、年上だと暁人をかばってあやしてばかりなのがなんかなーと。 なんか庇護対象なだけな感じもしますね。 最後に女装コスプレはベタ過ぎる。女装って女の代わりにしてるみたいであまり好きではないです。 夜刀彦って暁人をそんな風に見てるのかな。なんか引っかかるので夜刀彦ルートに入れ込めないのかも…。 □ 巴 紗月 巴や紗月はルートが短そうでさくっとできそうなので先に攻略。 なんでBLに女って思ったけど、話を見れば一族を語るのに幅が出て面白いのはわかる。でもBLには女の子いなくていいと思う。 別に女の子じゃなくても話的には進められたし。巴先生は無理ですが(笑) 巴は、この人は本当に女なのか?女装には見えないけど…だったので、やっぱりーー!!でした。 かなりの長身の所から、なんとなく想像はつきました。でも聞いた時にはやっぱ驚いた。 巴は精力的だけど、さばさばし過ぎて色気はあまりないですね。 直接的に押すだけだったので、おいおい、もう少し雰囲気を出せないのか巴さん。 あちこちでつまみ食いしている割にはムードを作れない人なんでは。勢いで強引に頂いちゃってるのか? あの人だったら、ムード云々の前に圧倒されていいようにされてしまうかも知れないです。 □ 不破 不破ルートも長い! 須王ルートと大体同じですが、不破の方が小難しい事をしゃべりまくるのでテキスト読む量が半端じゃないです。 中々面白い事を言ってたりしますが、延々と読んでも進まない。 このルートなら勢いが消されない須王の方がよかったです。 不破の、気にとめない人物には冷たいらしい設定が引っかかって、暁人とは仲良くても他がそうならなあ…と あまり入れ込めるキャラではなかったです。 不破って美形な感じではないので、これでお耽美美形なら冷たさもキャラらしかったかも知れないけど、 微妙に美形キャラじゃない奴がそっけないと、なんかなーと言う気がします。 □ 加納 キャラ的にはいいし、シナリオも落ち着いた雰囲気です。 暁人と学校の屋上で雲を眺めたり、他のシナリオの合間にプレイすると何だかほっとします。 テキストが硬いと思ったらライターさんは別の人のようです。けど、本編の時々変に装飾過多になる文章より余計な物がなくて読みやすかったような。 先輩はビジュアルが兄と似てますが中身は全く(略) 少しだけ出て来る着物スチルがしっとり和風美形してます。あのシーンがもっと見たかった。 けど場面では寝巻きなのに袴もはいていたような。 しかしこの二人、どうやってくっつくのだろう…。 □ 諒 諒は物腰の柔らかそうな美人さんです。しかし暁人をちょっと過保護にしすぎると思う。兄もそうだけど。 何気にキザでもそう感じさせない辺りは天然なのか。 車で送った後で窓から手を振ってほしいとか、うっわ〜キザ〜と思う事も不思議とさらっとこなすので、 別に意識していないのかも。 諒は恋愛エンドではなかったんですね〜。ちゅーシーンも薬を飲ませただけでした。 あのシーンは結構ドキドキしました。なまじのカラミより想像力が働く分エロさがあります。 恋愛エンドもほしかったけど、総一郎×諒の方がいいな。 諒のバッドは、これで終わりなのか…何か変だ、変だ…と思っていたら、ギャーやっぱりーー!! 身体は諒なので傷つけられないジレンマ、なす術もない暁人…と、恐いですけど好きなエンドです。 □ 総一郎 兄ルートは一見日常のほのぼのが続くので、逆にこの先何が起こるのかかえって戦々恐々です。 須王ルートのアクションから一転、心理的ムードで進みます(?)。 ほんと最後の方まで日常なので、他のエンドを知っているだけに、このまま何も起こらなければ…と切ないものが。 日常がこうして崩れてしまう事がこのゲームの味かも知れません。 二人で料理をしたり、総一郎さん、凝った料理ができるのね。中々作れないぞあれだけ。 兄がああなってもバカだーと思いつつ信じてしまいたくなります。 エンドもどっちがグッドだったのか、どっちも微妙に同じような気がしますが、あれはグッドなのか……? スチルはきれいで、エンドロールの音楽がまた合っていて余韻たっぷり、ため息ものです。 この先諒や須王達はどうなってしまうのだろう…。 須王や不破のバッドエンド後の世界とつながっているような、凝った構成でした。 □ 御神薙 一番最後のプレイでした。御神薙ルートをやった後だと兄ルートで御神薙が消えたのがかわいそうで、そんなーーー。 このルートも須王に続いて長くてやりがいがありました。 夜の公園の遊歩道で暁人と御神薙、喜上が出会う所は、何気ないシーンですけど、太古の存在である御神薙、喜上と 現在の都会的な夜の光景が妙にマッチしていてお気に入りです。 喜上がどう絡んでくるのか楽しみにしていたら、やはり御神薙の兄弟でした。 御神薙、喜上を倒せるチャンスでも止めを刺さないんだね…。 総一郎兄とのバトル、兄強すぎです。こんなに強いのかびっくり。 兄は好きでも、さすがにあのシーンは御神薙に何するんだーバカーー!!でした。 御神薙は凄く長い間「代行者」として存在しているだけに、あまり生身の感じがしないのですが、 いい雰囲気でもストイック過ぎて、それもいいんだけど〜〜。最後くらいもう少し生身に戻ってちゅーしてもいいのに。 二人で空に飛んでっちゃう所は、暁人、あっさりそんな決めちゃって……。 最初は残る方を選択して、次に一緒に…にしたら、本当にああなるとは思いませんでした。 それでもいいかと思える辺り、BLとか友情を超えてます。 BACK / PAGE TOP↑ |