GALTIA                                    


PC版 : Win XP/Vista/7/8
ボイス : フルボイス
システム : 既読、未読スキップ 次の選択肢へ飛ぶ バックログ CG、BGM鑑賞 シーン回想 
   



かなり批判的な内容ですので、好きな方は読まない方がいいと思われます。
それでもいいと言う方のみお進み下さい。
そうでない方が読まれた場合気を悪くされると思いますので、自衛をお願いします。




■システム

Dドライブにインストールした所、途中で強制終了して再起動できないなどのトラブルがありました。
Cドライブに再インストール後に特に問題は無かったです(後述の理由により全部確かめていないのですが)。

初回にオンラインのライセンス認証が必要で、認証に使うソフト(無料)をDLしなくてはならないので面倒です。
無料ソフトが無事DLできれば他は問題ありませんでしたが…。

インストール後に他のフォルダに移動すると、ライセンスが認証されないらしく起動できません。
最初のフォルダから動かさない方がいいようです。
システムが面倒で、ちゃんと起動するのかと不安になりました。

ゲーム自体のシステムは特に問題なく、スキップ、次の選択肢に飛ぶなどの必要な物は揃っています。

コンフィグがあまりいじれず、オート速度が変えられません。
セーブ数が少なくメモが無いのが少し使いづらいです。

テキスト表示に変なエフェクトが付くのと、テキストウインドウがインアウトするのが余計でした。
テキストは一括表示にすれば平気でした。


■グラフィック

キャラの髪型や服装デザインがやぼったく、色も重苦しいのでグラフィック関係が好みではありませんでした。
服装センスが皆無なのは、今時のデザイン重視のゲームに似つかわしくない、どうしたんだと言う感じ。
原画師は画力はあるだけに、デザインもう少し何とかしてくれ…。

なのでスチルを見る楽しみは殆どありませんでした。


■ボイス

棒読みとは言いませんが、ただ話しているだけで演技力は期待できません。


■テキスト

文章は下手(もう言いきる)。
似たような事をダラダラと繰り返すだけで平坦。何が要点なのか不明でメリハリも何もありません。
ただ読んでるだけでつらい…。

それっぽく書けても構成が全然な物もありますが、それ以前にそれっぽくもなってない。
このレベルのドン低さに寒気します。
こんなライター集めて商業作品を作ろうと思ったメーカーのレベルの基準がひど過ぎる。

それに王相手に「王」と呼ぶでしょうか?陛下とか閣下じゃないのか…。
言語センス以前の問題が…。

異世界ファンタジーは人物や土地の名前も重要な演出だと思いますが、どこかであるような横文字を
持って来ただけで独自の雰囲気が全然無い。
それと、「能力者」ってそのままなのは味気が無さ過ぎる。もっと他の特別っぽい言い方無かったのか?

この神経の行き届かないのにげんなりし通しでした。異世界物なら名前はセンスのふるい所じゃないですか。
何故どこかで聞いたような寄せ集めにするんだろうなあ…。


以下、細かい事なのでウザかったら飛ばして下さい。

たとえば王の名前がジークハルトでドイツ系なのに、その側近がレオ・ブライトナーと英語系でちぐはぐ(レオンハルトでもない)。
ラウルスは無国籍に近いが、あえて言うなら英語系、側近ノエルがフランス系でカーティス・ヴァレンティーニは
名前が英語系、姓がイタリア系。まあハーフとかいるけど…。
クウォーリーの背景がロシアもどきで宗教国家なのはローマギリシア辺りと混乱する。
ノエルとキリエは宗教がらみか、しかし姓はフランス系だし…。バストゥーニはバスティーユみたいですがイメージドイツ系?
どれもイメージバラバラなのに意味を見出せません。

多国籍風にしているならともかく、そうでなくただ横文字を集めただけなら、
同国を同じ系統でまとめた方が違和感ないんですが…。イメージが付かなくてどの国だかごちゃごちゃになる。
この辺最後までプレイしていないので、多国籍に意味があるのかよくわかりませんが…。



■ストーリー


ものっそいつまらない作品でした。言い過ぎとは思えない程。

まず必要な世界観の説明、興味をひけるような設定が全然、全く出て来なくて、
どこかで見たようなどうでもいい展開がダラダラ続くだけ…。
延々と話が動くような展開も無く、興味を無くして続けようと思わなくなります。

ネタバレレビューで大体オチがわかりましたが、オチだけ箇条書きで説明してくれればもういいやって感じでした。
オチに至る道のりの起伏で楽しませるのが小説って物でしょう?
ダラダラ特徴ないエピソードばかりで全然楽しくないのでは、読む意味無いです…。



まず世界設定が全然わからない。主人公や周りのキャラの大体の年齢も出て来ない。
最初に王とか能力者が何の事か説明しないと、どんな世界なのか読者は全然わからない。
その説明が出て来るのが遅い。書き手が読者の視点をわかっていないのがイラつきます。
公式HPの世界観を見ていないと、何を言っているのか全然です。


□世界観について

舞台となる国の文化も、主人公の国ディアマンテは高層ビルに電飾が煌々とした世界である。
しかし移動手段が汽車だとか、クウォーリーやバストゥーニは馬車で移動って…?

連絡手段も電気があるなら電話くらいあるだろうに、伝書鳩…。

20世紀初頭の日本と西洋列強を逆転したような世界だけど、車も無い時代に高層ビルもエアコンの室外機もねえよ(怒)。

ふぁんたずぃーにしてもひどくね?

フィクションの兼ね合いと言ってもこれはないよ…。それとも何か訳あるの?全部やってないんで知らない。

まず世界の土台の設定が滅茶苦茶で書き手がわかっていないんだと思う。

こんな基本中の基本を決めないまま何を書こうと言うのか。
この時点でこりゃダメだ…と思いました。案の定話の方もグダグダでダメでした。


□ガルティア能力について

タイトルにもなっているガルティア能力がどうのと言うなら、主人公や周りのキャラが能力者で話に生かす物じゃないの?
主人公もギルドの誰も能力者ではなく、最初に出て来たちょいキャラがかろうじで能力者だったらしいが話に関係なし。
その後延々と能力者がらみのエピソードなし。

物語の核となる能力を使えるのが主人公サイドじゃなきゃ、話が全然盛り上がらない(その能力と言うのもありがちそうだけど、
それすら出て来ないのでは話の意味が無い)。
主人公やその周りがただの脇キャラのように、何もストーリーに関わる事のできない傍観者みたいです。

王の周りのナンバーズのメンバーは能力者らしいけど、まずその印象付けのエピソードも無い。

能力っておおこう言う物か―とか見せる場面入れるの定石でしょ?この構成にもなっていないグダグダさは何?
公式HPの設定見ていなかったらナンバーズが何なのかも全然わからない。
本編で延々とガルティア能力を使ったエピソードも全然出て来ない。


□ストーリーの舞台について

ルートによっては会議の開催国をすぐ出て帰って来ちゃってはあ??何しに行ったの???
王だの何だの言うなら、王宮を舞台になんやかんやじゃないの???
会議が重要な事に見せておいて、舞台全然関係ないよ???


これって一体何…?

あまりにつまらないので途中でやめてしまいました…。どのキャラもエンド見ていませんが、もういいです…。

後で主人公サイドが能力者だったとか何か出て来るのか知らないが、だとしても遅過ぎます。
それまでに興味無くして続けようと思わないです。


ライセンスを解除すると起動しなくなるので、ソフト手放して気が向いたらやろうかと言うのは不可です。


※ネタバレ考察に続く


きつい事を書いてご不快の方もいるかと思いますが…。
物の限度を考えると、甘く評価する事は私にはできませんでした…。







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